【1】国見ヶ丘

神武天皇の孫・建磐龍命（たけいわたつのみこと）が九州平定の際、周囲の地勢や民衆の暮らしぶりを見る国見をされたという伝説の丘であり、「雲海の名所」としても有名です。
標高513mのこの丘から、東に天香具山・高天原・四皇子峰・高千穂盆地、西に阿蘇の五岳、北に祖母の連山、眼下に五ヶ瀬川の渓流がぐるりと見渡せて、眺望が素晴らしいです。日中の晴天時には、高千穂の街並みや連なる山々をパノラマのように一望できます。
雲海は、「秋から初冬、昼夜の寒暖差が大きく、快晴無風の早朝」といった条件が重なると見られます。真っ白な霧が高千穂盆地を覆って近隣の山間に満ちる様子は、まるで神々が天孫降臨した折の眺望ではないかと思われるほど、神秘的な絶景となります。

• 住所宮崎県西臼杵郡高千穂町押方
• サイトURLhttps://www.town-takachiho.jp/top/soshiki/kikakukanko/2/3/285.html

【2】高千穂峡・真名井の滝

阿蘇山の火砕流が冷え固まって形成された、柱状節理によるごつごつとした黒い断崖と、木々の緑や紅葉、深緑の川面のコントラストが織りなす、神聖な美がある峡谷です。高さ80～100mもの断崖が約7㎞も続く鋭く切り立ったV字型峡谷は、深緑・紅葉と1年を通して季節の移り変わりと美しさが感じられます。
遊歩道を歩きながら峡谷を見下ろすのも、または貸ボートに乗って川から峡谷を見上げるのも、どちらもお勧めです。

また、高千穂峡で特に人気の見どころは、日本の滝百選にも選定された落差17mの「真名井の滝」です。真名井の滝は遊歩道から見られるほか、貸しボートに乗れば滝の水しぶきがかかるほど近くからも見られます。季節によって太陽光の角度が変わり、キラキラと光る滝と水面の様子はとても幻想的です。
高千穂峡を象徴するパワースポットであるため、貸しボートはとても人気で、休日には長時間待つこともあります。事前のご予約がお勧めです。

【高千穂峡】

• 住所宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井
• サイトURLhttps://takachiho-kanko.info/sightseeing/18/

※高千穂峡の遊歩道については、台風の被害により通行止め区間があります。上記サイトで最新情報をご確認ください。

【高千穂峡　貸しボート】

• サイトURLhttps://takachiho-kanko.info/boat/detail.php

※天候によっては営業休止の場合もあります。上記サイトをご確認ください。

【3】高千穂神社

約1900年前に創建された高千穂郷八十八社の総社である高千穂神社は、農産業・厄払い・縁結びのご利益があります。1778年に再建された本殿と、鎌倉幕府を開いた源頼朝が奉納した「鉄造狛犬一対」は、国の重要文化財に指定されています。
境内には、「樹齢800年を数える秩父杉」と「夫婦杉」が高々と立っています。夫婦杉は2本なのですが、根元の幹がつながっており「何があっても別れない」という意味合いから、縁結びの由縁とされています。
高千穂神社では、「手をつないで夫婦杉の周囲を3周すると、縁結び・夫婦円満・子孫繁栄といった3つの御利益がある」という言い伝えがあります。夫婦杉の周りをカップルや友達同士で手を繋いで3周している姿はとても微笑ましく、見守る方も幸せな気持ちになります。
また、境内の神楽殿では、毎晩20時から観光客向けの「高千穂神楽」が奉納されています。夜神楽の時期以外でも、気軽に高千穂の文化に触れられると人気を集めています。

• 住所宮崎県高千穂町三田井1037高千穂神社
• サイトURLhttps://www.town-takachiho.jp/top/soshiki/kikakukanko/2/3/315.html

【4】天岩戸神社

天照大御神（あまてらすおおみかみ）が、弟の須佐之男命（すさのおのみこと）の悪ふざけに激怒し、お隠れになったとされる「天岩戸」を御神体として祀っており、開運・運気上昇・心願成就のご利益があります。岩戸川を挟んで2つの社殿（東本宮・西本宮）からなり、共に天照大御神を祀っています。
東本宮は、天照大御神が洞窟から出て最初に住んだ場所を本殿として祀っています。西本宮は、天照大御神が姿を隠した洞窟「天岩戸」を御神体とする社で、御神体「天岩戸」は通常の参拝時には拝観できません。ただし、西本宮にある社務所に拝観希望する旨を伝えると、お祓いを受けた上、ご神職の案内により岩戸川を隔てた遥拝所から参拝できます（ただし神域の為、写真撮影は禁止です）。
随所に神話にまつわるスポットがあるので、時間をかけて参拝するのがおすすめです。

• 住所宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
• 授与所・社務所
  対応時間8:30～17:00
• サイトURLhttps://amanoiwato-jinja.jp/

【5】鬼の洗濯板

青島へ向かう弥生橋から見られる、国の天然記念物「鬼の洗濯板」。約700万年前、海中に堆積した固い砂岩と軟らかい泥岩がミルフィーユ状に折り重なった地層が隆起し、長い間波に浸食された結果、固い砂岩層だけが残って無数の板が積まれたように見える、全国においても珍しい奇岩のダイナミックな景観です。
干潮時であれば、約8kmもの海岸線となる巨大な奇岩風景を見ることができ、「鬼の洗濯板」と名付けられたことに深く納得できるほど、驚きの景色です。さらに干潮時なら、岩に集まる海の小さな生き物たち・巻貝やカニの姿が見られる磯遊びを楽しめます。

• 住所宮崎県宮崎市青島
• サイトURLhttps://www.miyazaki-city.tourism.or.jp/spot/10137

【6】青島神社

青島神社への参道は白い砂地で、朱塗りの社殿がとても映える、海に浮かぶ神社ならではの美しい風情があります。縁結び・安産・航海・交通安全といった多くのご利益があります。
境内には、神社前の浜辺で宝貝を探して願いを込めて波状岩にお供えする「真砂の貝文」、神聖な場所に土器を投げて、入れば心願成就して割れれば開運厄祓になる「天の平瓮投げ（あまのひらかなげ）」といったユニークな神事の数々や多彩なお守りがあります。
なお、島の中央では弥生式土器や勾玉などが出土しており、古代から祭祀が行われていた聖地であり、今は亜熱帯植物のビロウ樹に囲まれた元宮があります。亜熱帯のジャングルの中にある元宮は、他所の神社とは全く違う独特な雰囲気で、南国ムードにも関わらず神聖さが感じられるパワースポットと言われています。

• 住所宮崎県宮崎市青島2-13-1
• サイトURLhttps://aoshima-jinja.jp/

【7】宮交ボタニックガーデン青島（県立青島亜熱帯植物園）

青島の西海岸に位置する亜熱帯植物園で、まるで南の島リゾートのガーデンのようです。敷地も広く、園内に散策路が整備されていて散策を楽しめますが、なんと入場無料です。
広い園内に大小の温室がいくつもあり、ブーゲンビリアやハイビスカスなどの色鮮やかな南国の花々が美しく、見応えがあります。また、熱帯果樹温室にはパイナップル・パパイヤ・スターフルーツなどの果樹が植栽されており、トロピカルな雰囲気です。
なお、園内のパラボラチョカフェでは、県産完熟マンゴーを使用したスムージーやパフェ、フルーツジュースなどが味わえます。

• 住所宮崎県宮崎市青島2-12-1
• 営業日年中無休（ただし、カフェは毎週火曜日定休（フラワーショー期間を除く））
• 営業時間8:30～17:00
• サイトURLhttps://mppf.or.jp/aoshima/

【8】AOSHIMA BEACH PARK

青島神社への参道すぐ近く、新しい形の海の家「AOSHIMA BEACH PARK」として、GW・夏期間限定の人気スポットでしたが、好評につき、2022年から1年を通して楽しめるようになりました。青島ビーチを目の前に、映えるパラソルやベンチでスパイスカレーやアサイースムージー、ピタサンドなどが楽しめるお店『uminoie』などがあります。
南国の海を感じながら、人それぞれにリラックスして楽しんでいます。その素敵な光景は、まるで海外のビーチリゾートのよう、人気もうなずけます。

• 住所宮崎県宮崎市青島2-233
• 営業日/営業時間時期により変動（コーヒースタンドuminoieは水曜定休／10:00～17:00）
• サイトURLhttps://aoshimabeachpark.com/
• 「uminoie」
  公式Instagramhttps://www.instagram.com/uminoie_aoshima/