【飛行機で行くゴルフ】飛行機にゴルフバッグ(キャディバッグ)はどうすれば持っていける?【ANA国内線の場合】

飛行機で行くゴルフ旅行は素敵です。いつもより格式の高い、グリーンが美しいゴルフ場や景色が良いゴルフ場でプレーすれば、気持ちはスッキリ爽快晴れ晴れします。ゴルフ場によってはゴルフクラブのレンタルは可能ですが、やはり愛用のドライバーやアイアンでプレーしたいもの。しかし、飛行機でゴルフに行く時、ゴルフバッグ(キャディバッグ)って預けられるの?と疑問に思われる方も多いでしょう。
今回は、飛行機にゴルフバッグ(キャディバッグ)を持って行く方法【ANA国内線の場合】について詳しくお伝えします。
※情報は2024年9月時点のものです。最新情報は必ずサイト等でご確認をお願いします。
条件を満たせば飛行機にゴルフバッグを預けられる【ANA国内線の場合】
搭乗する飛行機でゴルフバッグを一緒に持って行き、そのままゴルフ場でプレーしたい場合、手荷物として飛行機に預けることが可能です。ただし細かい条件などがありますので、事前にチェックしておきましょう。
預入手荷物
スポーツ用品全般(スキー板・スノーボード・サーフボード・ゴルフバッグ・釣り道具・ダイビング機材など)は、通常の手荷物と同様に、無料手荷物許容量に含めて、「預入手荷物として」預かってもらえます。ただし、以下のとおり、制限や注意点があります。
①基本、無料手荷物の許容量内であること
- ・重量/プレミアムクラス1人あたり40kgまでは無料/普通席1人あたり20kgまでは無料
- ・サイズ/3辺(縦、横、高さ)の合計が203cm以内(※)
- ・個数/重量・サイズが許容量であれば、個数制限はありません
※3辺の合計が203㎝以内であっても、使用する航空機により最長辺には制限があります。
【参考】ANAサイト 無料でお預かりする重さ・サイズ・個数(国内線)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/free/
②無料手荷物許容量を超えてしまう場合、別料金が必要
- ・重さや路線によって料金が変わります。
- ・1人あたりの合計重量が100kgを超える場合は預かってもらえません。
【参考】ANAサイト 重量超過手荷物料金について
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/free/#baggageanchor01
③サイズが大きな手荷物は、事前に問合せが必要
- ・1個あたりの重量が32kg、3辺の合計が203㎝を超える場合は、航空機の貨物室に搭載可能な場合に限り預けることができますが、事前に問い合わせが必要です。
- ・搭乗する飛行機によって大きさ制限が異なります。
- ・確認に時間がかかる場合があるため、早めに問い合わせしてほしいと案内されています。
- ・事前連絡した場合でも、使用する航空機の条件等により預かってもらえないことがあります。その場合は、ご自身で宅配便などを手配することになります。
【参考】ANAサイト サイズの大きな荷物のお預かりについて
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/size/
【参考】ANAサイト お問い合わせ(国内線)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/contact/domestic/
④破損に対して、免責事項に該当する場合は補償の対象外となる
手荷物の破損(国内線)の免責事項として、「手荷物の取り扱いには十分注意いたしておりますが、下記に該当する場合には万一損害が生じてもその責任を負いかねますのであらかじめご了承ください」と案内されています。
- ・航空会社の管轄外で発生した破損
- ・過重量・過容量・老朽化など手荷物固有の不具合に起因した破損
- ・軽微な破損や付属品の欠損
- ・TSAなど各国保安検査等に起因した破損
- ・壊れ易いものなど性質から生じた破損
この免責事項の内、「壊れ易いものなど性質から生じた破損」の例として、楽器・スポーツ用品(サーフボード、自転車など)・カメラ・パソコン等の精密機器・ガラス製品・酒類などがあげられています。こちらのスポーツ用品にゴルフバッグは含まれます。
【参考】ANAサイト 破損(国内線)/免責事項
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/damage/
【参考】ANAサイト 手荷物について 自転車・スポーツ用品(国内線)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/bicycle/
飛行機にゴルフバッグ 利用できないサービスとは?

搭乗する飛行機にゴルフバッグを預けて、そのままゴルフ場でプレーしたい場合、以下の3つのサービスは利用できないため、注意が必要です。
1、機内持ち込み
刃物類など凶器となるおそれがあるものとして、ゴルフクラブ(ウッド・アイアン・パターすべて1本から)も機内への持ち込みができないとされています。
【参考】ANAサイト 機内持ち込みができないもの(国内線)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/caution-restriction02/
2、ANA BAGGAGE DROP(自動手荷物預け機)
自動手荷物預け機は、カウンターに並ばずに簡単な手順で手荷物のお預けが完了します。ただし、ゴルフバッグは取り扱いませんとお断りがあります。
【参考】ANAサイト ANA BAGGAGE DROP(自動手荷物預け機)のご案内-お取り扱いできない手荷物)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/baggagedrop/
3、飛行機の宅配便サービス(ANA快速宅空便)
到着空港で手荷物を引き取ることなく自宅・指定先まで届けるサービス、ANA快速宅空便(国内線)では、破損(消耗)しやすいものとして、ゴルフバッグはお取り扱いできないとされています。ただ、市販されている専用カバーに収納されているゴルフバッグは取り扱いが可能とあります。
ですが注意点としては、お届け予定日の翌日にプレーを控えたゴルフクラブは取り扱いませんとのお断りがあることです。自宅に帰る場合など、専用カバーに収納されたゴルフバッグのゴルフクラブをすぐに使用する予定がない場合には取り扱ってもらえるということになります。宅配便の到着日にそのままプレーでゴルフクラブを使用したい場合には、利用できないサービスです。
【参考】ANAサイト 快速宅空便(国内線)-宅空便としてお取り扱いできないもの)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/domestic/delivery/
飛行機にゴルフバッグを一緒に持って行く場合の注意点

1、準備編
前述したとおり、手荷物の破損(国内線)の免責事項として「壊れ易いものなど性質から生じた破損」は補償の対象外とされており、ゴルフバッグも該当します。よって、自己責任において預けることなるため、ゴルフバッグやゴルフクラブが破損しないように、できる限り万全の梱包・保護を行いましょう。
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①各ゴルフクラブにヘッドカバーを装着する
クラブ同士が振動でぶつかり合って破損しないよう、各ゴルフクラブにヘッドカバーをかけましょう。ヘッドカバーがない場合は、気泡緩衝材(エアパッキン)などをしっかり巻き付けて保護します。
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②中央に長めのドライバーやウッドを入れて、その周囲をアイアンやパターで囲んで収納する
この収納方法であれば、ゴルフバッグの中が安定し、ガチャガチャ動きにくくなります。
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③隙間ができないようにタオルなどを間に詰める
ゴルフバッグの中にスペースができないよう、クラブ同士の間にタオルなどを詰めて安定させましょう。
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④ゴルフバッグのスタンド部分を縛る
ゴルフバッグの外側にある金属製のスタンドの破損を防ぐため、紐などでしばっておきます。
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⑤ハードケース・トラベルカバーなどを使用する
ゴルフバッグ自体の傷予防、破損予防のためにハードケース・トラベルカバーなどを使用しましょう。ただし、総重量が重くなってしまわないよう、注意が必要です。
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⑥サイズと重量を確認する
規定のサイズと重量をできるだけ上回らないように、入念にチェックしましょう。
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⑦ゴルフバッグに自分の名前や連絡先などを記入したタグを付ける
紛失や誤配の場合に役立ちますので、必ずタグを付けておきましょう。
2、空港での対応編
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①時間に余裕をもって、空港に到着する
ゴルフバッグの場合、通常の手荷物や預け荷物よりも時間がかかることがあります。混んでいる時期だと預けるために長い時間並ぶことも。保安検査場を出発時刻の20分前までに通過しなければならないので、その時刻に合わせて、手荷物を預ける手続きは余裕をもって行いましょう。
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②預けた際、受け取ったタグやレシートは大切に保管しておく
タグやレシートは、ゴルフバッグの受け取りや万が一のトラブルの際に必要になります。
まとめ(預入手荷物のメリット・デメリット)【ANA国内線の場合】
1、預入手荷物のメリット
- ・自身の移動と一緒なので、スムーズにプレーに使用できる
- ・無料手荷物の許容量内なら送料はかからない
2、預入手荷物のデメリット
- ・破損の免責事項により、補償は十分とはいえない
- ・空港での手続きに時間がかかる
デメリットが気になる方は、飛行機で手荷物として預けるのではなく、自宅から有料の宅配便・宅急便でゴルフ場へ直接送ることをおすすめします。何日前に発送すれば確実にゴルフ場に着くのか等、各社サービス内容をよく確認して決めましょう。
ゴルフ場を決める場合、以下もご参考になさってください。
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https://www.ana.co.jp/ja/jp/shoppingandlife/activity/tameru_golf/